ロサンゼルス&フロリダ ディズニーワールド旅行記
2002年10月8日〜18日
その4
--- 2002年10月10日 ロサンゼルス3日目 ---

    ロサンゼルスの3日目は、これも目玉商品のユニバーサルスタジオハリウッド(以下USH)です。
    朝食をホテル隣接のデリで済ませて、目指すは地下鉄の駅。
    VIPツアーは集合時間が決まっているので、遅れないように早めに出発。
    地下鉄についても乗る駅と降りる駅は調べてあったのだが、運賃やシステム等は把握していない。

    とりあえず、地下鉄RED LINEのCIVIC CENTER駅に向かい、券売機を発見。
    どうやら、どこまで乗っても$1.35の均一料金の様である。
    券売機は$1札と$5札を受け付けるかの様な表示となっているので、$1札を券売機に入れる、しかし直ぐに排出されてしまう。
    何度やっても同じで、$5札でも同様、さらに他の券売機でやってみても、受け付けてくれない。
    コインは必要金額分持ち合わせていなかったので、途方に暮れていると、日本人観光客らしきカップルがやってきて、ホームの反対側の券売機なら大丈夫なはずと教えてくれる。
    早速反対側の券売機で試してみると、お札を受け付けてくれた!よかった!よかった!カップルに感謝!

    無事に切符も買えて、ホームを目指す。
    気が付くと、自分たちはホームにいる、あれ?改札は?と見回すが改札は無い模様。
    程なく電車が到着、こわごわ乗り込むが心配は無さそう。
    目指すUNIVERSAL CITY駅をチェックしながら、無事に到着。
    UNIVERSAL CITY駅まで行けば後は人の流れに付いていけば大丈夫だろうと思っていると、レジャー客らしき人は殆ど見当たらず、みんなビジネスマンの様な感じで黙々と歩いている、本当にここがユニバーサルスタジオの最寄り駅かと心配になる。
    それでも案内の看板を探して、USH行きのシャトル乗り場を発見。
    しばらくすると、それらしいトラムが坂の上から降りて来て、乗り場の前に停車、いそいそと乗り込み出発。
    坂をかなり登り、5分もかからずUSHのCITYWALK横に到着。
    USHのホームページを見ると、「地下鉄でお越しの車椅子ご利用の方には、車椅子用の送迎車をご用意致します。事前に「UNIVERSAL CITY」駅到着日時がわかる場合は、当オフィスへご連絡下さい。事前に到着日時が分からない場合は、ご来園日当日に、USH循環シャトルバスの運転手にお申し付け頂ければ、その場で手配致します。」となっており、車椅子でも問題は無さそう。

    また、障がい者用設備として、以下の記載がある。
    「USHでは、全てのショー、アトラクション、エスカレーター及び駐車場の設備など、障害をお持ちのお客様にも充分使い易いように設計されております。また、聴覚障害者の方には補聴器、及びTDD電話(英語のみ)を無料でご利用頂けます(補聴器を貸出しの際は、身分証明書をゲスト・リレーションズにお預かりさせて頂きます)。園内での車椅子及びベビーカーのレンタル料金は$7です(貸出しの際には身分証明書が必要です)」。

    ということで無事に集合時間前(ぎりぎり)に到着して、お決まりのUSH入り口のモニュメント前で記念撮影。


    入場券を買う他のお客さんを横目に我々はVIPツアーの受付へ、ここは並ぶ必要も無く、まさにVIP待遇!
    受付を済ませて、ラウンジに入るとそこには、ペーストリーやミネラルウォーターおよびコーヒーなどが用意されておりとてもリッチな気分。

    ここで、日本語VIPツアーの概要を紹介。(内容はUNIVERSAL STUDIOS HOLLYWOOD日本オフィスのHPからの引用)

    ★通常入れないエリアへ特別にご案内
    VIPツアー専用トラムに乗って、約90分の「スタジオ・ツアー」へガイドがご案内致します。通常の4両編成のトラムで見学する「スタジオ・ツアー」とは異なり、VIPツアー用の「スタジオ・ツアー」では、途中数カ所でトラムを乗り降りしながら、実際に撮影に使用されているスタジオ内に入ったり、撮影用セットや小道具の倉庫を見学するなど、通常入る事の出来ないエリアへも入れる、VIPツアーならではの特典です。
    ★アトラクション優先入場
    「ターミネーター2:3D」「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」「E.T.アドベンチャー」「バックドラフト」「バック・トゥー・ザ・フューチャー・ザ・ライド」等の人気アトラクションに、列に並ばずに入場出来るようガイドがご案内致します。
    ★ショーでは特別席へご案内
    「ウォーターワールド」「ワイルド・ワイルド・ワイルド・ウェスト・スタント・ショー」等のショーでは、ガイドがお薦めのお席へご案内致します。
    ★記念写真プレゼント
    パーク内カメラマンが撮る写真を記念に一枚どうぞ!
    各ツアー15名限定。所要時間4〜5時間


    ガイドさんの紹介を受け、早速出発、まずは「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」へ、今後行かれる方のためにアトラクションの内容はあまり詳しくは書きませんが、感覚的にはTDLの「スターツアーズ」みたいなものなのですが、スクリーンの大きさや過激度合などスターツアーズの3倍ぐらい上を行っている感じです。
    いきなりの大迫力に感動あるのみ!既に来てよかった状態!。
    息子は早くもびびりぎみ?
    その後、「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」に向かう。

    ここで、ガイドさんからこのアトラクションはかなり濡れますとの注意を受ける。
    時々怒られるお客さんがおられるので必要な方は売店でポンチョを買うことをお勧めしますとの事。
    一緒に参加したツアーのお客さんの8割がここでポンチョを購入。(もちろんかみさんも)
    私と息子は、ポンチョ無しで挑戦!
    濡れるアトラクションなら濡れなきゃ!が私の考え。
    乗り場へ進むが、ここはVIPツアー、並んでいる一般のお客さんを横目にいきなり乗車、TDLのFASTパスよりも直ぐに乗らせてくれる。
    びびる息子を安心させながら恐竜の世界を抜け、いよいよ落下のメインイベントへ!ジャッバーン!TDLのスプラッシュマウンテンより迫力がある。
    しかし確かに濡れる、でもこれが楽しい!
    その後、「バックドラフト」、「E.T.アドベンチャー」、「ターミネーター2:3D」等を回る。
    この「ターミネーター2:3D」もお勧め!さすが映画作成会社、芝居と映画を組み合わせた素晴らしいアトラクションでした。

    その後、これまた期待の「ウォーターワールド」へ、これは映画さながらの大掛かりなセットを基にしたアクションショーなのですが、ここでも我々はVIPツアーの特典で、特別席へ案内される。
    ショーが始まる前から盛り上げ役の役者さんたちが、会場を盛り上げてくれる、これがまた楽しい。
    客席には「濡れても良い席」という所があって、ここに座ったお客さんはこの前座段階からバケツで水をかけられる状態!。
    日本ではこんなことは受け入れられるのであろうか?と思えるぐらい激しく楽しい。


    前座を楽しんでいるうちに早くもショーの始まり。
    モーターボートやジェットスキー、そして水幕と爆発そして炎!各所で繰り広げられる惜しみないスタント、すごい高さから人は落ちるは、飛行機は飛んでくるはの息付く暇も無いほどの大迫力!


    先日ユニバーサルスタジオジャパンでの火薬使用量の件が問題となりましたが、本場のこの迫力を出すためには、そのような事をしたくなるのは理解できる気もします。
    しかし、それでも日本の火薬使用量等の制限下ではこのような迫力のあるショーは実現できないんだろうな・・・?
    バックドラフトでもそう思った。

    ここで一度解散して、それぞれで昼食。
    約50分の昼食タイムなので、手っ取り早く済ませようと、ハンバーガーショップに並ぶが、なかなか進まない。
    ようやく買えて食べ終わる頃には時間ぎりぎり、というより最後は口に詰め込んで集合場所に向かう状態。

    さて、午後はトラムに乗ってスタジオツアー。
    トラムに乗って初めに向かったのは、現在米国で放送中のホームドラマの撮影セット。
    大きなスタジオに所狭しと組まれたセットの中を歩きながら、撮影時の苦労話や、ノウハウを聞かせてもらう。
    右の写真に写っているのがツアーで乗ったトラム。


    その後も、屋外のセットや小道具センターの見学を行う。
    さらには、トラムに乗ってのアトラクション、「大地震」、「ジョーズ 」、「崩れ落ちる橋」、「突然の洪水」、紅海の分離」等を回る。
    どれも、巡回コースの中に自然に組み込まれていて、子供だましでない本格的な物ばかり、ガイドさんの役者ぶりと演出を楽しみながらも迫力を味わう事ができる。
    そんな感じで、トラムツアーの最後は、今年の5月から始まった「スパイダーマン・ロック!」のショーを見学。

    これは、「スパイダーマン」のストーリーに基づいた、迫力のミュージカル仕立てのステージです。
    ダイナミックなダンス、仕掛け花火、驚きのスタントワークが、ステージを盛り上
    げます。
    ここではスパイダーマン特有のアクションが見物で、ロープにぶら下がっての会場中を使ったアクションなどかなり見ごたえがあります。

    「スパイダーマン・ロック!」や「ウォーターワールド」等のショーでは、VIP席と同様に車椅子用スペースも確保されています。
    それも2・3席ではなく、合計すると20席位?。


    パーク内ではあまり目に留まらなかったのですが(ガイドさんに付いていくのに精一杯)ショーの席に付いて周りを見渡して見ると車椅子の方も結構おられます。
    思い起こしてみると、パーク内は地形的に上の段と下の段とに別れており、これらは4段階のかなり長いエスカレータで接続されているのですが、この間の移動も車椅子での移動には問題無いとのこと。
    他に車椅子で不自由しそうな所は思い当たりませんでした。

    ここに限らずどこのトイレにも車椅子で利用できるトイレは整備されており、自然かつ当たり前に、車椅子対応等が出来ていると感じました。

    ここでガイドさんとのツアーはおしまい。
    時間がある方は、この後始まる「アニマル・プラネット・ライブ!」も楽しいからぜひ見ていって下さいとの事なので、そちらに向かう。
    ここは、犬や猿だけではない色々な動物達が、コミカルにショーを進めるというもの。
    豚あり小鳥あり鷹あり更にはヘビまでが出てくるアニマルショーで、大人から子供までがとても楽しく見ることが出来ます。


    という感じで、USHでの楽しい一日が終わっていきます。
    VIPツアーのおかげで、1日でメジャーなアトラクションは全て回ることができました。
    待ち時間はゼロで効率良く回れる上、予め概略(特にナレーション)をあらかじめ教えてもらえるので、英語が分からなくても楽しめる所がありがたい限りです。
    VIPツアーの料金は通常の入園料の3倍近くはするのですが、何度も行けるところではないため、私的にはそれでも安いと思いました。

    この後、夕食を隣接する「シティウォーク」で食べていこう!ということで、レストランを物色し、イタリアンのレストランに入りました。
    何も考えずに入ったこのレストランはとんでもないところでした!
    店内に入り、席に案内される途中で、えらいものを目にしてしまった私はかなりびびり気味。
    それは、パーティー用の大皿にてんこ盛りされたパスタです。
    慌てて、周りの席を見回すも、まだどの席にも食べ物は届いていない状態。
    恐る恐る、飲み物をオーダーし、とりあえずサラダとパスタをそれぞれ一つづつ注文。
    しばらく後に出てきたサラダは、やはりパーティー用の大皿にあふれんばかりに盛られたサラダ!
    このサラダを食べるだけでも、8人は必要という感じ。
    そして続けて出てきたパスタは、これまた、直径30cm位のボールにてんこ盛りされたパスタ。
    息子は既に疲れて夢の中、我々二人で必死に食べるも、見た目上減る気配は無し。
    3割を食べたであろうかというところで、ギブアップ!店員さんにテイクアウトをお願いする。
    後で聞いたと事によると、この「Buca」というイタリアンレストランは、大食いのアメリカ人でもクレージーという、大盛りが売りの店とのこと。
    「Buca」に行ったと言ったら大笑いされてしまった。
    ということで、ずっしりと重いお土産を手に地下鉄の駅に向かう。
    ここでも、またハプニングが!
    行きと同様ここでもお札で切符が買えない!
    何度かトライしていると、知らない現地の人がいきなり「何人だ?」(多分そう言っていたのだと思う?)二人だ!と答えると、勝手に切符を買って手渡してくる。
    状況が掴めず、こいつは何者?と驚いていると、その人の手には小銭が沢山。
    どうやら券売機でお札が使えないのを分かった上で、困っている人に切符を買ってあげて、そのチップで稼いでいるんだと理解。
    $2.7の切符代に$3渡してその場を去る。
    なんだ?と思いつつも、いい商売かもしれないと納得、1日に何人分の切符を買うのだろう?

    無事にホテルに戻って、3日目の夜は更けていく。