ロサンゼルス&フロリダ ディズニーワールド旅行記
2002年10月8日〜18日
その3
--- 2002年10月9日 出発〜ロサンゼルス2日目 ---

    今日はいよいよ今回の旅行の3大テーマの一つであるグランドキャニオン観光です。
    まだ、時差ボケも始まっておらず、朝8:30のホテルピックアップにも寝坊することなく合流。
    送迎のバンに乗り込むと、既に1組が乗っており、その後もう一組をピックアップしてバンナイズ空港へ。
    この空港はビジネスジェットやチャーターの小型機が使用する地域空港で、駐機場にはビジネスジェット機が沢山並んでいる。
    出入りする人たちもビジネスジェットで移動する全米を股にかける会社のエギゼクティブさんばかりという感じ。
    別な車でのピックアップ組とも合流して、今回のツアーは4組9名です。
    とても高級感あふれる空港の待合室にはセルフサービスのコーヒーや紅茶があり、ここに置いてあるコーヒーもスターバックス。
    "も"というのは成田からの飛行機の中のコーヒーもホテルのデリのコーヒーもみんなスターバックスで、ここいらのコーヒーは全てスターバックスと言う感じ。
    米国内でのスターバックスコーヒーのまん延ぶりに驚いてしまう。
    ソファーに腰掛け、ゆったりとセグゼクティブ気分で出発を待つ!、と行きたい所だが、私はちょこょこと外へ出て、今のうちとばかりに一服。

    出発に向けて一息ついた後、今回利用する小型機にはトイレが無いので、トレイを済ませていざ飛行機へ!
    今回利用する飛行機は乗員含めて10人乗りの双発プロペラ機、本日のツアーは9名なのでパイロットと合わせて定員一杯。
    目指す飛行機は本当に小さい、ビジネスジェットがとても大きく見えてしまう。
    小さい飛行機に乗るのを楽しみにしていた私にとっては願ってもない飛行機。
    本当のところ私はグランドキャニオンを見るよりもこの小型機に乗る方を楽しみにしていた・・・。
    乗り込む前に、グループ毎にパイロットと記念撮影。

    機内はとても狭く、エコノミーよりもはるかに狭い。
    座席は両サイド2名の5列なので全ての座席が窓側。
    私は操縦席の斜め後ろの座席となり、計器類や操縦の様子が手に取るように分かる。
    計器類は全てアナログ、当然自動操縦なんて物も無く、全てがパイロット任せ。
    左右順番にエンジンを始動し、誘導路を進みいざ滑走路へ!
    離陸に向けてエンジン全開!初めの加速はそれなりだが、それ以降そんなに速度が上がっている感じはしない、本当にこれで離陸できるの?と心配しているうちに無事離陸!

    プロペラ機なので飛行高度もジェット機に比べればかなり低く、巡航高度に達しても、下を車が走っているのが分かるくらい。
    景色もロサンゼルスの市街地から砂漠地帯へと移り、砂漠での植物栽培実験施設や湖等を眺めながら、飛行を続ける。
    かみさんはやはりここでも飛行機に乗るなり爆睡。
    折角のフライトがもったいない!と思いつつ私はフライトを楽しむ。
    時折揺れるが想像していたほどの揺れはなく安定した状態。
    でも揺れる感じは大型機の様な揺れとは異なり、機体がきしむような揺れ、いまエンジンが止まってしまったらどうなるんだろう?パラシュートは積んでいるのかな?等と考える。

    約2.5時間のフライトの後、グランドキャニオン空港が見えてくる。
    右の写真の中央上方に見えているのが空港。
    不安定さにびくびくしながらも無事に着陸。
    ここで現地の観光バンに乗り換えて、いくつかのポイントを観光が始まる。
    現地のガイドさんはこちらに移り住んだ日本人女性、色々と興味深い話を聞きながら、まずは、レストランでの昼食へ!
    バイキング方式の昼食で腹ごしらえをした後は、ビューポイントへバンで移動。
    ここで私のグランドキャニオンに対する認識が大きく間違っていたことを認識。
    私は、砂漠に幾つかの台地上の突起があるのだと思っていたのですが、実際は、2,000mクラスの高地の一部が削り取られた地形であるとのこと。

    車内での説明であまり崖っぷちには近づきすぎないように!との注意を受ける、毎年何名かが1,500m下まで落っこちるそうです。
    さらに、崖っぷちでは標高差から変な気流が生じており、吸い込まれる様に落ちてしまうとのこと、息子は大丈夫であろうか・・・?
    そしてビューポイントからの景観は感動もの!
    180度を越える視界が全て広大な崖と谷!
    人生観が変わってしまうほどの眺めでした。
    写真をどこをどう撮っても絵はがきになってしまう感じです。
    初めは私も怖がっていたのですが、ついつい崖っぷちまで足を進めてしまうようになっていて、危ない危ない!

    さすがにここは、全米きっての観光地ということもあって、多くの観光客が訪れて来ております。
    ここからラバに乗って下の谷まで1泊で行くツアーがあるのらしいのですが、予約は2年先まで一杯とのこと。是非とも一度は体験してみたいツアーです。
    この後、幾つかのポイントを回った後に、再びグランドキャニオン空港へ戻り、行きに乗った飛行機でロスまでのフライトです。
    このツアーは、いい金額するのですが、大枚はたいてでも行ってよかったと思いました。ロスに着いた後は再び現地のバンでホテルまで送ってもらい、家族揃って無事に帰着です。

    この日の夕食は、リトルトウキョウに行ってみようということで、エレファントツアーが運行しているディナーシャトルでホテルからリトルトウキョウ地区へ移動。
    まずは、昨日も立ち寄った日本食スーパーのマルカイで明日の朝食と鍋を購入。
    なぜ鍋かというと、ホテルの部屋にはミニキッチンが付いているのですが、調理器具や食器等は何も整備されておらず、フロントに聞いても貸し出しは無いとのこと。
    逆に、湯沸かし器等も無いため、コーヒーを入れることも出来ない状態だったので、とりあえずお湯が沸かせるようにと小さいミルクパンを99¢で購入する、安い!
    これなら、日本まで持って帰らなくてももったいなくないや!
    買い物を済ませ、夕食はどこの店にしようかと物色したあげく、しゃぶしゃぶの店に入る。
    安い肉にしたのでそれほど美味しいという物では無かったけれど、ご飯にきしめんと日本と同じコースでほっと一息。
    日本人が外国に行って面倒くさいのがチップの計算、食事を終えてチェックをお願いして出された明細を見て、チップを計算しようとすると、明細には既にチップの金額が入っているではありませんか!
    多分日本人客の場合は、忘れられないようにあらかじめチップを含めた金額を請求するんだろうな?と納得。
    本来のチップからするとなんか違うような気もするが、面倒くさくないので助かるかも・・・?
    支払いを済ませて、店の外に出て時計を見ると既に午後9時過ぎ!まずい!帰りのディナーシャトルの予約は午後9時までだったのに予約をするのを忘れてしまっていた!
    さてどうするか?ここからならホテルまでは歩いても10分ちょっとの距離。
    歩いてみるか!?と思うも、やっぱり怖い。
    タクシーで帰ろう!という事になるが、米国には流しのタクシーはいない、どこかでタクシーを呼ばなくては!
    さっきの店で呼んでもらえば良かったと思いつつも、後の祭り。
    近くにホテルを見つけ、ベルボーイにタクシーを呼んでもらう。
    当然そのホテルの宿泊客ではないものの、こういう時はチップさえ渡せば気が引けないので助かる。
    タクシーの中で進みゆくメーターを見ながらリアルタイムでチップの計算、こういうときはチップは面倒臭い!一体どっちなんだ!
    無事にホテルに着いて、明日はユニバーサルスタジオ観光と胸を膨らませながら床につく。