1. 発足への想い

 社会の中では、ハンディキャップを負った方々も一緒に暮らしています。ハンディを負っていても、みんなと同じ様に外に出て、一緒に行動し、同じ楽しみを味わい、たくさんの友達を作り、楽しく生活を送るという権利を持っています。
 ハンディを持った方々もどんどん社会へ出て行くべきだと思います、しかし今の社会の現実において、そこには設備等の問題があり容易ではありません。しかし、その問題の多くは、周りにいる人達のちょっとした手助けで乗り越えることができます。

 我々は、障害者という言葉が嫌いです、ボランティアという言葉も好きではありません。 障害者という言葉がある限りそこには健常者との差別があります、ボランティアという精神はとても大切です、しかしその言葉の奥底には「何か特別なことをすること」という感じを受けてしまうからです。

 皆さんの中でも、「自分も、ボランティアに参加してみたい、しかし、自分に何ができるのだろう?」また、「ハンディがあっても外へ出てみんなと同じように色々なことにチャレンジしてみたい」と考え躊躇している方も多くおられると思います。

 そんなことを考えるよりまず、友達になりましょう。そうすればけがをした親友に手を貸す様に当たり前の事として対等な立場で自然に手を貸すことが出来ます。

 ハンディを持つ人たちが自然に楽しく暮らせる社会に変えて行きたい、周りの人達が暖かく受け入れてくれる世の中にしていきたい、そんな想いを持つメンバーがここに集まりました。

 そして我々は、スキー教室や各種のイベントを通して、ハンディの有無、年齢、社会的身分、地域等の壁をすべて取り除いた友達の輪を広げる事を第一と考え、活動していきたいと思っています。

2. BECoとは

  BECo(べこ) Borderless  Expand Community
          境界を無くし 拡張する 集団

 ハンディの有無、年齢、職業、居住地域等の区別無く、何事も一緒に楽しむ仲間達であり、この仲間の輪を拡張して行く集団。

 日本語で "べこ" とは、東北地方の方言で牛を差す意味である

 我々の活動も牛の様に俊敏では無いにしろ、一歩一歩確実な歩みを持って活動して行きたいと言う思いも込められている。

3. BECoの生い立ち

 我々のメンバーの中心は、川崎市宮前区社会福祉協議会が1994年3月から始めた事業である ハンディキャップスキー教室に際して同社会福祉協議会が募集し、そこに集まったボランティアで構成されております。

 ハンディキャップスキー教室への参加者も年々増加し、1996年3月のスキー教室を終えた段階で、ハンディの有無・年齢・職業・地域を超え、想いを同じくするたメンバーが集まり、独自の企画を行って行きたいと言う希望から、この会を発足するに至ったものです。

4. BECoの基本的な考え方

1)このサークルの中においては、ハンディを持つ人も健常者も年齢も職業も地位も居住地域も関係無く、皆平等かつ対等な立場である。
ただし、費用の捻出に際しては別とする場合がある。

2)我々は、ハンディーを持つ人達の行動範囲が広がり、新しい事にチャレンジして、共に楽しみ・喜びを味わえることを望む。

3)我々は、ハンディを持つ人達に自然に接する事の出来る人が一人でも多くなることを望み、ボランティア活動に関心のある人達の実践のきっかけとなることを望む。

4)我々は、ボランティア派遣業ではない。

5)我々は、有志の集まりであり、広くメンバーを受け入れ、去るも自由とする。

5. 2012年度年間活動計画

実施日
活動名
内容
5月20日(日)
ハンディキャップスキーキャンプ全体反省会

2012年3月に実施したハンディキャップスキーキャンプの全体反省会を実施予定。

6月3日(日)
バーベキュー大会

屋外バーベキューイベントを実施予定。

9月8日(土)〜9日(日)
ポニーキャンプ

1泊2日でのポニーキャンプ(乗馬)を実施予定。

10月27日(土)
いも煮会

屋外でのいも煮会を実施予定

12月9日(日)
クリスマスパーティー

クリスマスパーティーを実施予定。

3月15(金)〜17日(日)
ハンディキャップスキーキャンプ

2泊3日でのハンディキャップスキーキャンプを実施予定

毎月第3土曜日
定例会

活動の具体的内容の打ち合わせ?を実施。

 


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