BECo ビッグニュース

12/14にBECoが寄附を頂きました


我々バリアフリーサークルBECoへチェアスキーを寄附して下さる方がおられ、12/14に宮前社協での贈呈式に出席してきました。

以前から、我々のハンディキャップスキー教室を理解していただいている方から是非機材の寄附をさせていただきたいとの申し入れを頂いており、これまで調整を進めてきていたのですが、本日ついに実現しました!
内容は下記の申し入れ書の通りです。

1999年11月17日
社会福祉法人 川崎市宮前区社会福祉協議会
         金子 政彦 事務局長

寄附の申し入れについて

拝啓 時下、ますますご清栄のことと、お喜び申しあげます。
 貴会におかれましては、平素より宮前区の地域福祉の充実に対しひとかたならぬご尽力をされ、心から感服いたしております。
 さて、私の姉は身体障害者であり、周りの方々からの暖かい助けや支えを頂いたおかげをもって生きてまいりました。
 その姉もわずかばかりの金額を残して昨年亡くなりました。
 決して裕福な生活を送っている訳ではない私ではありますが、姉の残したお金を個人的な目的に使うことが出来ません。
 これまで姉がたいへんお世話になった世間に恩返しが出来ないものか、他の障害者の役にたつ使い方は無いものかと考え、障害者福祉の目的に寄附をさせていただこうと思い立ちました。
 しかし、その寄附が何に使われたのか、何の役に立ったのかを明確にすることが残された者としての責任であると思い、地元の行政等に寄附をする事をためらっておりました。
 そこで、日頃からその主旨および活動内容に対し関心を寄せているバリアフリーサークルBECoに対し、寄附をしようと思うに至りました。
 同サークルは、ハンディキャップスキーという障害者福祉・ボランティア育成に対し非常に意味深い事業を行っており、この事業の発展・充実に微力ながらご支援をさせていただきたいと思い、この度下記の寄附を寄せさせていただきたいと存じます。
 つきましては、これらの主旨に見合うようごはからいをお願い申し上げます。

敬具       

--------   記   --------

寄附先: バリアフリーサークルBECo
    代表 須藤国利 
寄附目的: 上記団体のハンディキャップスキーおける設備充実
寄附内容: チェアスキー購入代として 金壱百万円

     なお、寄附金のお支払い方法に際しては貴会のご指示に従うものであります。           

以上       

寄附をして頂いた方は、匿名を希望されておられるため、こちらとしてもその気持ちを尊重しお名前については伏せさせて頂きます。

今回の寄附は宮前社協に対するバリアフリーサークルBECoへの指定寄附という形としたため、12/14の贈呈式においては、宮前社協の田邊会長様へ寄附をして頂ける方から目録が手渡され、その後宮前社協からBECoへ目録を頂くという形で行われました。

バリアフリーサークルBECoとしてはこの寄附を受けて、下記の機材の購入させて頂くこととしました。

   1. バイスキー      1台
   2. ジュニアバイスキー  1台
   3. 小型チェアスキー   1台

バイスキーおよび小型チェアスキーについては、国内にある台数が非常に少ないため、これまでもハンディキャップスキー教室に向けて確保する事がなかなか難しい状態でした。
また、ジュニアバイスキーについては国内にもまだ数台しか輸入されていない物で、とても貴重な物となるはずです。
バイスキーについては、新品を購入し、小型チェアスキーについては中古品を購入させて頂きます。
(有)トモ様を通して既に注文は済ませており、1月中には入荷する予定です。

我々としては、これらの貴重な機材をより有効に活用させて頂くため、その管理・運営を日本チェアスキー協会に託し、より多くの方に利用していただける形を考えております。
この際、BECoのメンバーにはレンタル費用や予約の点において優遇措置がとられるようにしたいと考えております。
これによって、我々BECoのメンバーのみならず、より多くのハンディを持つ方がスキーを楽しむ事が出来るようになります。
長野でのパラリンピックの開催のおかげで、日本国内においても障碍者スキー・チェアスキーの認識は高まりました。しかしその反面、チェアスキー等の機材の開発が競技用に傾いてしまったことも否めません。
このような状況の中、スキーをやってみたいと思う障碍者の方が安心して使用する事ができる今回の機材の購入の意味はとても大きく、障碍者スキーの拡大に大きく寄与出来る物と期待しております。
また、このような機材に充実に我々バリアフリーサークルが寄与できることはこの上ない喜びであり、寄附を頂いた方に心より感謝申し上げる次第です。
この場をお借りし改めて感謝申し上げます。

寄附をして頂いた方も、このホームページを見て頂いていると思います、皆さんもぜひ掲示板等で感謝の気持ちを伝えて頂ければ幸いかと思います。

 


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